管理費の適正価格とは
マンション管理は、
共用廊下やゴミ置き場の清掃といった「日々の生活を快適に保つ」費用と
管理組合の収支や運営をお手伝いする人件費などが必要です。
高ければ万全というわけでも、安ければ良いという物でもない
マンションの「日常管理」には、清掃業務、館内警備、植栽の維持管理や剪定、また設置されている設備(エレベータ・自動ドア・電気・給排水設備等)の保守、その他プールやフィットネスジムといった共用施設などの運営といった業務があります。それに伴い、共用廊下やエントランス、エレベーター、自動ドア等の光熱費、電気・給排水設備の保守点検費といった支出を管理し、年間を通し管理組合として会計業務を行う必要もあります。また、マンション運営の基本は所有者である「居住者」ですが、これらの煩雑な業務を「すべて居住者でおこなう」ことは難しく、一般的には管理会社に業務を委託します。当社では、一概に「安くなりますよ」とか、「この規模のマンションではこのくらいの管理費になります」といった話はいたしません。それぞれマンションの特性に合わせて、どこをどれだけお手伝いするかご相談し、住民自治のお手伝いを行うという目線で適正な費用を算出いたします。
マンション管理費平均価格
出典:国土交通省「平成30年マンション総合調査」
https://www.mlit.go.jp/common/001287645.pdf
※マンション総合調査は国土交通省によって5年毎に行われている調査です。
データによると、もっとも負担が抑えられる戸数は101~150戸と言われており、20戸を切る小規模マンション、また301戸以上のタワーマンションでは相場は特に高くなると言われています。
戸数の少ないマンションでも、大規模なマンションでも、管理人の人件費に差はありません。しかし管理費は持分(あなたの専有面積が、敷地面積に占める割合)に応じて負担することになりますから、戸数が多ければ一戸当たりの負担は少なくなります。ただし、近年人気の大規模タワーマンションなどではハイグレード物件が多く、共用施設やサービスも豪華な仕様となっています。プールやフィットネスジム、24時間対応のコンシェルジュなど、その分運営コストも高めに設定されるため、301戸以上の大規模マンションでも管理費が高めになることがあります。